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一般社団法人「熊本創生企業家ネットワーク」の設立について

一般社団法人「熊本創生企業家ネットワーク」の設立について

 既にメディア等でご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、先日、熊本県庁にて一般社団法人「熊本創生企業家ネットワーク」の設立に関する記者会見および小野副知事への表敬訪問を行いました。

 この法人は熊本地震で被災した地元熊本県の復旧・復興を一日でも早く進めていくという創造的復興を目的として設立したもので、毎月1回のペースで講演会や事業モデルの勉強会を行うほか、メンター制度という起業間もない経営者や上場を目指す企業に対し、私含め第一線で活躍する経営者たちがアドバイスをするというものです。


 この会の設立のきっかけとなったのは、2016年4月に発生した熊本地震です。熊本県を襲った激震は、熊本城や阿蘇神社といった熊本象徴する建物も大きな被害を受け、そして何よりも住民の生活にも大きな影響を与えました。そして、まだまだ再建にはいたっておりません。


 私は地震が発生する前までは、正直なところ出身地である熊本との関わりは少ない状態でした。しかし、地震による被害を目の当たりにし、本当にそれで良いのかと思うようになりました。


 あまり知られてはおりませんが、熊本地震後、県内人口は約23,000人減少し、高校あるいは工専の40%、県内の大学の60%が県外へ就職しているという現実があります。こうした中、私にできることは何かと考えに考えた結果、生まれたのがこの「熊本創生企業家ネットワーク」です。


 個人的な寄付はこれまでも行ってまいりましたが、それは一過性のものであり、根本からの解決策にはならない。ならば何ができるのか。私でしかできないことは何か。そう考えていた時に、そうだ、私には「経営」という経験がある、私が事業を立ち上げ、失敗した経験、成功した経験を活かすことで、地元に貢献ができるのでは。これが自分のすべきことではないか、と思ったのです。


 復旧・復興には人、物、金が必要になってきます。熊本の地元企業が発展することで、雇用の拡大につながる、納税額が増加することでインフラの整備につながる。それが熊本の創生につながっていく。


 ならば熊本をもっと元気にしよう、熊本発の上場企業をもっと増やそう、そして熊本を日本有数の県としていこう、そうした想いから、一般社団法人「熊本創生企業家ネットワーク」の設立を決意いたしました。


 本社団法人の設立に際して、理事としてムーンムーン株式会社 代表取締役の竹田様、Rita Group代表取締役の倉崎様、株式会社エム・マーケティング 代表取締役の原田様、監事として社会保険労務士事務所プロセスコアの山下様にご参画いただきました。設立後には、私の同郷の先輩であり、東証一部上場企業インフォテリア株式会社の創業者である平野様、熊本県の企業であり、福岡証券取引所Q-Board上場の株式会社 Lib Workの代表取締役社長である瀬口様にも理事のご就任をお願いしております。全員が地元熊本を盛り上げたいという高い志を持つ方々です。趣旨にご賛同頂き、厚く御礼を申し上げます。


 おかげさまで、県庁での記者会見および熊本県の小野副知事への表敬訪問の様子は、日経新聞や熊本日日新聞、西部読売新聞およびテレビ熊本(TKU)のニュース番組「プライムニュース」でも放送されました。
 その後、熊本の経営者を対象とした講演会では、定員の50名を上回るご応募を頂き、その後の懇親会も盛況に終えることができました。ここまで多くの方が地元熊本をどうにかしたいと思っていることに、驚きと嬉しさを感じました。
 こうした反響の大きさは、いかにこの手の支援が今までなかったか、また、復興に有効かという証左ではないでしょうか?


 まだまだ未熟者ではございますが、皆様、今後ともよろしくお願いいたします。


「がまだすばい!」

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「記者会見の際」

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「講演会の様子」

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「懇親会の様子」

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