代表メッセージ

2025年3月期をもちまして、当社グループは5ヵ年の中期経営計画「NEXTʼs 2025」を完遂いたしました。
まずは、日頃よりお力添えをいただいている皆様、そして共に歩んできた社員一人ひとりに、心より感謝申し上げます。

この5年間、社会や経済環境は大きく変化しました。新型コロナウイルスの影響や人件費の高騰など、厳しい状況が続く中でも、当社は「攻め」と「守り」のバランスを大切にしながら、本質的な成長を目指してまいりました。
なかでも、将来の収益基盤として位置づけていたデジタルマーケティング事業は、投資フェーズを経て2024年3月期に黒字化を達成。CMや製品開発、人材投下などの先行投資が実を結び、現在ではグループを牽引する事業へと成長しております。
こうした成長を支えてきたのは、長年にわたりITインフラ事業が生み出してきた安定的なキャッシュフローの存在です。
加えて、M&Aや富士フイルムビジネスイノベーション株式会社との合弁事業など、新たな挑戦にも取り組んでまいりました。これらの取り組みは、グループ全体のシナジーを高める重要な礎となっております。

現在、当社は次なる中期経営計画のもと、さらなる挑戦へと踏み出しています。500億円、700億円、1000億円という新たな高みを視野に入れた成長戦略を推進しており、そのための基盤も着実に整いつつあります。
今後は、AIの進展により、社会構造が一層大きく変化していくことが予想されます。私たちは、これまで築いてきた中小企業とのネットワークと信頼、現場に根差した知見を生かし、「AIを中小企業に届ける存在」としての役割を果たしてまいります。

スターティアホールディングスは、「未来機会の創造」をミッションに掲げ、変化を前向きに捉え、進化を続けてまいります。
中小企業の皆様が安心してAI・ITを活用できるよう、私たちはその“最前線”で寄り添い、支えてまいります。

これからの3年、5年を通じて、社会にとって「なくてはならない存在」となれるよう、誠実に歩みを進めてまいります。
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。