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台湾の和牛ブームに見るインバウンドの可能性

台湾の和牛ブームに見るインバウンドの可能性
突然ですが、台湾の和牛ブームをご存知でしょうか。

 昨年末にメディアでも多数取り上げられたので、ご存知の方も多いかもしれませんが、BSEの問題で台湾では輸入禁止となっていた和牛が、16年ぶりに輸入解禁となり、台湾では大きなブームとなっています。日経新聞がまとめた記事によると、2017年の台湾でのヒット商品として、和牛が紹介されているほどです。価格は、米国産の牛肉の何倍もするそうですが、品薄になるほどの人気だそうです。
 ここで面白いのは、和牛を求めて日本に来る旅行者も増えているということです。
これまで台湾の方が和牛を食べるには、日本に旅行に来るしかありませんでした。輸入が解禁されたのなら、和牛目当ての旅行者は減りそうな気がしますが、むしろ増加傾向にあるそうです。
 その理由として、前述した通り、台湾では和牛は非常に高価で、数十グラムでも何千円という話もあるそうですが、日本に来れば、安価に美味しい和牛をたくさん食べられるということで、和牛を目当てに旅行に来る方が増えているそうです。
 ちなみに当社は、「樂吃購(ラーチーゴー)!」という台湾人香港人向けNo.1の訪日観光情報メディアの広告代理店でもあり、観光客を誘致したい地方自治体や百貨店、ドラッグストア、ホテル・飲食店向けに広告を販売しているのですが、営業担当者に聞いたところ、和牛焼肉食べ放題のお店の来店者数が大幅に増えているそうです。広告出稿の初月から、台湾の方の来店者数が80組を超えるほどとのこと。
(お店があるエリアなどによって大きく変わるそうなので、インバウンド集客にご興味あれば下記URLからお気軽にご相談ください。)
https://ra-chi-go.jp/index_b.html

 訪日外国人の数は、2012年は836万人だったものが、2017年は約2800万人、2030年には6000万人になると言われております。現在、訪日外国人の4分の一が台湾・香港からの旅行者で、8割以上が2回目以上のリピーターという急成長かつ効果が見込めるマーケットです。経営者としてもこのマーケット拡大を見過ごしている訳にはいきません。
(特に7月、8月は一年の中でも最も訪日旅行者が多い時期とのことです。)
 インバウンドはまだまだこれからの市場で、2020年のオリンピック開催に向け、政府も力を入れている分野です。これまでインバウンドは、自社に関係がないと思っていた方も、今、海外でどんなブームが起きており、それを自社にどう結び付けられるか、今一度、考えてみても良いかもしれません。
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