熊本県からのご依頼で生まれ故郷である熊本市内で講演をさせていただくことになりました。
若輩者の私が講演をしてもと、こうしたご依頼は、日頃は極力お断りをするんですが、今回はお受けさせて頂きました。

2016年4月に発生した熊本地震は多くの方がご存知かと思いますが、震度７という激震は多くの被害をもたらし、熊本市民(県民)の心の拠り所、象徴である熊本城も甚大な損傷を受けました。（まだ再建にはいたっておりません。） 以前、お得意様の被災のお見舞いを兼ねて熊本に訪問をした際に感じたのは、報道から得ている状況と、内側、現場から見た(聞こえてきた)復興の現実とでは、温度差があり、まだまだ復興は手付かずという印象です。

 

熊本地震が起きてからというもの、「地元熊本の復興を支援したい」という思いが高まり、個人的に寄付をさせて頂いたりと若干ながら支援をしてきましたが、もっと私なりの支援ができないかと考えておりました。 そんな中、以前、別件で熊本にて講演をした際に僭越ながらご好評を頂いたこともあり、私の約20年におよぶ企業経営の経験・ノウハウ・失敗談等を地元に還元することで、産業の振興を図る方法が私なりの支援として、うってつけなのではと考え、本講演をお受けさせて頂きました。

 

講演では、「IPOを通しての成功と失敗 ～日本とアメリカの最新のIPO比較～」と題して、私自身が上場時に経験した内容（というか失敗談）や、シリコンバレーの視察で得たアメリカの最新のIPOの状況などを話す予定です。

 

私の話がどこまでお役に立てるかというのはありますが、起業家としての社会貢献は、この方法が一番だと感じています。 短期的な貢献ではなく、地元から起業家を創出、地元企業の成長、それによる地元の雇用拡大、納税アップ、それらにより景気回復につながっていく。短期的な支援ではなく、継続的な地域創生のスパイラルを生み出していく。 今後も本業の支障が出ない範囲で、CSRの一環としても、こうした支援を行っていきたいと考えています。

 

「【1月18日】平成29年度第2回株式上場セミナー」
http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_21620.html?type=top